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点字の改訂(5) [点字]

「点字表記法 2018年版」について、続きです。
 (1)概要などについて / (2)もくじの比較
 (3)第1章の比較 / (4)第2章の比較 パート1

続きを書く前に、一つ、書き忘れていたことがありました。
2018年版は、ページの左側に「第何章」なのかわかるように、
ページの右側に「第何節」なのかわかるように、してあります。
2019-07-29T11:43:21.jpg 2019-07-29T11:43:21.jpg
便利です!!!


<第2章は何が違う? パート2>

今回は、第2章の第3節についてです。
第3節は、「数字やアルファベットなどを用いた語の書き表し方」です。

結論を先に書くと、「大きな違い」はありません。

が、用例の変更、整理がいくつも見受けられましたので、
(そして、そういうところこそが、皆さん気になるでしょうから)
第3節だけ別に書くことにしました。

以下、詳細です。

**********

まず、第3節の冒頭を見てみましょう。
2001年版も2018年版も、
(1)数は、4桁まで続ける書き方と、位(くらい)を表す仮名を使う書き方を、組み合わせる
(2)数字と仮名を使い分ける
(3)仮名と数字とアルファベットが混じる一語は、必要に応じ『つなぎ符』を使う
(4)アルファベットは、一般的には『外字符』、引用する時は『外国語引用符』を使う
という要旨は変わらないようです。

ただ、2018年版のほうは、最後に「詳しくは第4章で」と付記されていて、
これは2001年版にはありませんでした。

用例はどうなっているでしょうか?

私が気づいたところをご紹介すると、
2001年版「9千万円宝くじ」 → 2018年版「3億円宝くじ」。
あ、すごい値上がり!
面白いですねー。
(とはいえ、つなぎ符とマスあけを併用する例として使われているので、面白いだけではないのですが。)

2001年版で紹介されていた「数千人・何百倍」などの用例は、
2018年版では、もっと後ろのページの「およその数」の所にまとめられました。

また、数字の「およその数」については、それまで半ページくらいでしたが、
1ページくらいになりました。
(1)数字を重ねるおよその数
(2)「数、何、幾」などで表すおよその数
と、用例が整理されています。

「数字を重ねる」とは、「2、3人」とか「5~6日」のような例で、
「数、何、幾で表す」とは、「数千人」とか「何十人」のような例です。

2001年版ではこの後に、例えば「2・26事件」のような語の書き方が、
「中点を使わないで書く例」として掲載されていました。
2018年版では、それが丸々、第4章の「中点」についてのページに移されています。

その代わり、「七五三」を「ななひゃくごじゅうさん」ではなく
「しちごさん」と読むような、数字が連なる語についての
解説が追加されているのが、また違いますね。

数字については、以下は変更が無いようです。
[ここから]
 数字と仮名を一続きに書く場合
 数字の後ろに助詞や助動詞が続く場合
 回数や時刻などを書く場合
 原文が漢数字の「真一文字」などを書く場合
 ひぃ・ふぅ…から派生した語を書く場合
[ここまで、変更なし。]

**********

第2章の第3節の数字だけで、結構長くなってしまいました。
まだまだ、細かい違いがあると思いますが、このへんで。

アルファベットについては次の記事に書きます。
(筆者注:8/16、数字とアルファベット両方についての記事を出しましたが、
 長すぎましたので、数字と、アルファベットと、二つの記事に分けました。)

なお、
以前も書きましたが、この見比べは、あくまても私の視点によるものです。
引用・転用等はご遠慮ください。

次は第2章の後半、アルファベットについてです。

by くろうーろん

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